以前、ポップスも様々な観点からアナリーゼ(分析)することが可能で、どのような要素がカッコいいと感じるのかを言語化して理解するのが大事ということをお話しました。
そのひとつとしてぜひ注目してほしいのが『Beat』です。
beatって何なのにゃん?
beatと英語で書くとなじみがないでしょうか?
えいとびーと とか しっくすてぃーんびーと とかいうアレのことです。
リズムというとは様々な長さの音の連なりの組み合わせのことを言いますが、アレンジの中で聴き分けたいのはそのリズムのパターンです。
- 基本リズムの最小単位が4分音符なら4beat
- 基本リズムの最小単位が8分音符なら8beat
- 基本リズムの最小単位が16分音符なら16beat
といった具合ですね。
ここが変わると、かなり音楽の雰囲気が変わります。
実際に楽譜を見てみよう
4拍子の曲が分かりやすいですので、何か4拍子の曲で、好きなアレンジの作品を聴いたり楽譜を見たりしてみましょう。
クラシカルなものでなく、ポップスアレンジのものは、たいてい曲の段落でbeatが変わります。
J-POPなどでももちろんいいのですが、最近のNコン課題曲など、新しめの合唱曲の伴奏も分かりやすいですよ。
・イントロは左手和音が全音符や2分音符
・Aメロはしっとりした4beat
・Bメロで少しだけ8beatが入り
・サビ前でちょっと凝ったキメリズム(俗に言うオカズ)
・サビメロからははっきりと8beatまたは16beat
2分音符が最小単位のときは、つーびーと とは言わないんですか?
ビートたけしさんの昔のコンビ名だにゃん♪
え、ちくにゃん何歳?(笑)
もちろんその通り、2分音符が最小単位ならツービートですけど、あまり聞いたことがないのはお笑いコンビのイメージが強いからかもしれません?(知らんけど)
好きな曲を聴いてみて、そのbeatがどこでどう変わっているのか変化を書き出してみましょう。
楽譜があれば、実際に見てみたらよりわかりやすいですね。
ここカッコいいな♪と思ったところは、どのような変化をしていましたか?
それを見つけたら違う曲で同じアレンジパターンを真似して作ってみましょう(^▽^)/
知ったことのアウトプットができれば、自分のものになります。
最初は完全にまるっと真似しましょう。和音などはいじらずに、beatだけ。
何曲かやってみると考えなくてもできるようになります。
最初から欲張らないで一つの要素に集中するのがおすすめです(*´ω`)