前回 チラシを公共施設に置いてもらうには、団体を作って自治体や教育委員会の後援をいただけばいい
ということを書きましたが
- 団体になると出来ること
- 団体を作るメリット
は、他にもあります。
いきなりストレートに言いますが、団体を作れば補助金申請がしやすくなります。
正しくは
個人で申請できる補助金より、団体なら申請できる補助金の方が多いんです。
個人で申請できる補助金は、ほとんどない と言った方が正しいかもしれませんね。
個人事業主が利用できる支援制度などは、特に創業時には色々ありますので、必要な方は調べてみるといいですよ^^
確定申告をきちんと出しているかどうか、帳簿を提出できるかどうか、など、色々と条件がありますので、
まだ申告したことがない方や学生さんなどは、このブログの『音楽家とお金にまつわる話』の前半で書いた記事もお読みいただけると何か参考になるかもしれません。
昨年は音楽、芸術分野に多額の予算がついて、文化庁から『文化芸術活動の継続支援事業』という名目で補助金が出たのは記憶に新しいところですね。
あれはとても特殊な補助金で、社会のためになるかどうか、ではなく、コロナでイベントや活動ができない芸術家を助けてあげますよ、というものでした。
あんな補助システムが発動されるのは、異例中の異例です。
もう金輪際ないでしょうね。
みなさんちゃんと恩恵を受けましたか?
どこで見つけるか
これはもう、色々とありますが、このご時世まずは検索ですよね。
地域により自治体や財団が 補助金により事業をやる人を募集しています。
町おこし的なことだったり異世代交流だったり古民家再生だったり
何か社会的な問題を解決するためのことにお金を使いたいけれど、自ら企画実践するには人手も足りず、企画を立てるノウハウもない。(ということだと私は理解しています)
そんなわけで、お金出すから、いい企画を作って実施してください
というような補助金が多いです。
全国から企画を募集しているものもあります。
アンテナを張って、補助金の募集要項で自分たちがやりたい事業とマッチするものはないか
(もっといえば 自分たちのやりたい事業に当てはめて 企画を通せそうなものはないか)
こまめにチェックしておくとよいです。
「音楽」とか「芸術」をキーワードとして探すと、ヒットするものは少ないですが、絞り込まずに、近隣の自治体レベルで募集しているようなものを探すのがおすすめです。
先日、補助金事業についてミニセミナーを開催して、そのようなことを色々とお話しました^^
直接、「音楽」の分野が対象になっている必要は全くありません。
高齢化社会、福祉問題、核家族化、空き家、その他さまざまな問題を解決するために「音楽」を利用して実施できる事業であれば、そのための補助金が活用できる可能性があります。
補助金事業は、社会問題を解決するために音楽家ができる社会貢献なのです。
補助や助成事業の多くは毎年同じ時期に募集されているので、
- いつ頃どんな補助金の募集があるか
- どんな企画が通っているのか
- どんな募集要項でどんな書類が必要なのか
ということを下調べしておいてエントリーできそうな書類が作れそうなものをロックオン!
翌年の募集開始までにどんな企画書を作るか考えておくとよいですよ。
採択してもらうためには企画書の事業計画、収支予算書などをしっかりと作り込む必要がありますが
補助金額の小さいものは比較的通りやすいように思いますので、小さな補助金からコツコツと書類作りを練習するといいのでは♪
補助金を上手に利用することでゲストをお呼びしたり印刷物のデザインをプロに頼んだり
普段はなかなか予算が割けないところをレベルアップできますし
団体のブランディングや認知度UPまた信頼度UPに役立ちますよ!