コード奏は『伴奏付け』ではない

コード奏法の話をずっと書いていますが、今日講座をご受講下さった方とお話していて、お互いの思う『コード奏法』に対するイメージが違うことを発見しました。

ここにピアノの先生方がコード奏法に苦手意識をもつ原因の一つがあると感じましたので、シェアしてみたいと思います!

何ができるようになりたいか

今ご受講下さっているのは、ピアノの先生方です。

『超!コード奏法』は、コードを使って自在にアレンジすることを目的として開講しましたが、主な受講者様はピアノ経験者の方だと想定しています。

全く初心者の方で、手軽にコードを使ってピアノを楽しみたい、という方には『ピアノで弾くポップス』のコースなどがおすすめなのですが、『超!コード奏法』の方は、ピアノの先生におススメの講座です。

なぜなら、コードの理屈を知るだけでなく、実際にどのように使うかまでを丁寧にお伝えしますので、それをそのまま教室の生徒さんにも伝えてあげていただくことができるからです(^▽^)

今日の講座の中でも、実際にコードを使ったアレンジを弾いていただきながら、これを生徒さんに伝えるときはこんな時に、こんな風に使えますよ~、というようなことをお話していたのですが、

ある伴奏パターンを提案、実践していただいたときに、

『こんな伴奏は使ったことがないです!こんな弾き方してもいいんですね!びっくりしました!』

とおっしゃられたのですね~(゚д゚)!

そこから色々とお話をしていて、

コード奏』とは『伴奏付け』である

と思っていらっしゃることが分かってきました。

コード奏は伴奏を作るためのものではない

私が提案している『超!コード奏法』ですが、これは伴奏付けをするためのものとは思っていません。

コードを使って、自由にアレンジを作る方法を手に入れる

ということを目標にしています。

今日『こんな弾き方をしていいのですね?!』と、びっくりされた伴奏パターンは、ロック系のテイストのものでした。

ごく単純な伴奏なのですが、クラシックしか弾いたことのない方には衝撃的だったそうです。

人それぞれ、イメージは違うかもしれませんが、『伴奏』というと、原曲を損なわないようにサポートするとか、メロディにちょっと添える、という感覚で捉えておられる方が多いのではないでしょうか。

多くのピアノの先生方がアレンジを作れない原因はここにあると思います。

コード使って伴奏をつける、という時に持っているイメージはこんな感じではないですか?

  • きれいにまとめたい
  • メロディを邪魔しないように
  • コードで伴奏を作る練習をしたい

特に問題なのが、最後に挙げた

『練習としてやってみている』

という意識です。

そのアレンジで堂々と曲を演奏しましょう

クラシックの曲を弾く時に、表現や歌心を無視して演奏する方はいないと思いますが、これが『コード奏の実践』になったとたんに、『単なる作業』になってしまうのです。

コードを使って自分で考えて弾くのであろうと、既存の楽譜通りに弾くのであろうと、そこに音楽的な表現がなければ全く楽しくありませんね。

コードで弾く時にも、いつも通りにメロディに心をこめて歌い、伴奏パターンもしっかり音楽的に弾いてください。発表会やコンサートで、お客様に聴いていただくのと同じように、血の通った演奏をしましょう!

コード奏は伴奏付けではない、と書いたのは、

正しくは『コード奏』は、ただ伴奏を付けるという作業ではない

という意味合いです。

コード奏には正解がなく、楽譜も使わないので、自分が弾いていることがあっているのかどうかが不安だとおっしゃる方が多いのですが、

聴いている方に『いい音楽だな』と伝わるように弾ければ、それが正解です。

コードを使って、素敵な音楽を作る事がコード奏です。

  • dimやaugなど、凝ったコードが使える
  • ひねったリズムパターンが使える

コード奏を極めるためにはこれらが必須、それができない私はコード奏ができない

と思っている方。

違います。

難しいコードは必要ありません

まず、手持ちのものを総動員して、素敵な演奏をすることに集中しましょう。

シンプルでも心に響く演奏

このブログのコード奏シリーズの最初にお話した、ルートのみのアレンジ。

メロディに、1小節一つだけルートの音をポンと入れるだけですが、これをただ『1、2、3、4』と数えながら弾くのか、メロディとルート音とのハーモニーを味わって弾くのか。

それだけで、演奏が全く違います。

音をたくさん重ねることがアレンジではありません。

難しいコードも、そのうち使えるようになると、さらにできることは広がっていきますが、バイエルに出てくる程度のコードのバリエーションだけでも、そこに掛け合わせるパターンと、それを使ってどう演奏するかが分かっていれば、いくらでも素敵なアレンジは作れます。

ピアノアレンジはお料理と同じ

お料理をしていて、『飾りつけにチャイブを散らす』と書いてあったら、どうしますか?

  • A:『大変!これがないと仕上がらないから買いに行かなくちゃ!!』
  • B:『チャイブって何?ネギでよくない?』『これはないから省略やな』

Aの方もいらっしゃるかもしれませんが、Bの方が多いはず!

難しいコードも同じです。

使わなくても大丈夫です。

他のもので代用したり、省いたらいいんです。

お料理が好きで、凝ったお料理を頻繁に作る方なら、いろんな食材を常備していてすぐに使えるかもしれません。

コード奏に慣れてきて、複雑なコードもすぐに使えるようになってきたら、どんどん使えばいいんです。

最初はごく普通のお料理、ごく普通のアレンジで十分です。

自信をもって、コードでアレンジすることを楽しみましょう~~~♪

ちなみにチャイブってこんなやつ(笑)↓↓↓

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