コード奏法応用 ベースラインのパターン①カノン進行

ベースギター

はい、シレッと応用編に入りました。

『コード奏法基礎』として色々と書いてきた内容までで、正直基本的なことは全てカバーできます。

大譜表で右手の音と左手の音がどちらもしっかり書かれた楽譜を見て弾くのではなく、メロディにコードが書かれている、いわゆる『一段譜』でも弾けるようになるには、『基礎』編の内容で十分対応できます。

sus4、dimなど自信のないコードがあるという方は、わからないコードのところはルート1音のみ弾いておけば大丈夫です(^▽^)

そう。

困ったら、ルートだけ弾いておけばいい、というほど、逆に言えばルートはとても大事なんですね。
ルートはメロディの次に大事です。

むしろコードよりもルートを意識するほうが、アレンジを考える上では大切です。

ぺんぎん先生
ぺんぎん先生

コードの音を3つ全部まとめてジャーンと弾くことよりも、ルートの動きをしっかりとらえるのが大事ということですね。

そうです!ルートの『動き』が大事なんです。

ルートの動きとはベースライン

以前にアレンジを作るときには役割分担が大事、という記事を書きました。

音楽の中での役割分担

この記事の中では、アレンジの中には色々な要素がある、というようなことをフワッと書いていますが、ここをもう少し丁寧に考えていきましょう。

音楽の三要素と言われるのは『リズム・メロディ・ハーモニー』ですが、既存の曲をアレンジしていく、というときに大事なのは下記の順だと私は考えています。

アレンジを考えるときに必要な要素

・メロディ

・リズム

・ベースライン

・ハーモニー

・オブリガード

これまで、コードの超基本編のお話のあとに、リズム変化のことをずっと書いてきましたが、その先に進み、応用編として自由なアレンジを作っていくためには、ベースラインを工夫することが必要です。

コードを知っていてもなかなかみなさんが使いこなせない理由の一つが、コードのルートを見ていないことです。

以前にもお話したように、ポップスの楽譜についているコードには、ルートの指定があります。

それを理解し、守って弾いてみると、あることに気づくはずなのです。

とある曲の一部分
ちくにゃん
ちくにゃん

コードのルートに秘密があるのにゃん?

ぺんぎん先生
ぺんぎん先生

ルートが半音ずつ下がっていますね

はい、ぺんぎん先生、その通りです(^▽^)

このように、ベースラインが規則的に動くことはよくあります。

上の例では半音ずつ動いていますが、1音ずつ下がるのもよくあります。

ひとつずつ音が下がっていく

とてもよく使われるいわゆる「カノン進行」です。


ちなみに、このパターンは有名なパッヘルベルの「カノン」のコード進行から名前がとられていますが、実は原曲「カノン」のルートはこのようにはなっていません。カノンのコード進行から音を抜き出すと、このように順にならべることができるからカノン進行と呼ばれている、という感じなのですが、だれが最初に言い出したのかは定かではありません。。。

こんな分析記事もありました。

少しコード進行を間違えて書いていらっしゃるところがありますが、、、よかったら参考程度に。


カノン進行の名前の是非はさておき、このように、よく使うベースラインのパターンというのはいくつかあります。

メロディに沿ったコードをつけるのではなく、

ベースラインの動きを決めてそこにコードを乗せていく

というアレンジ方法として使えるので、ぜひ使ってみましょう!

パターンは色々とあります。次回はもう少し、違うパターンを探してみましょう^^

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