前回の記事では「にじのねいろ」が生まれた経緯と、教材の内容を全国の先生方にモニタリングさせていただき、わかりにくい点などをなるべく修正していく、という段階を踏んでいることについてご紹介しました。
モニターの先生方のご意見を反映して修正を行う際には、「ピアノ脱力法メソッドの内容をご存じない方にも伝わるかどうか」を判断するために、色々とご意見をお聞かせいただいたり、実際に実践していただいたりします。
その後、最終的な段階としてのもうひと手順について、ご紹介します!
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全国のトレーナーによる最終チェック
「にじのねいろ」開発チームは、現在少数精鋭4名ですが、ピアノ脱力法メソッドの公認トレーナーは現在全国に22名おりまして、それぞれが地域やオンラインでのレッスン・セミナーでメソッドをお伝えしています。
その公認トレーナーのみなさんに、最終的にテキスト紙面と解説書をチェックしていただき、メソッドの内容やレッスンで行う際の注意ポイントなどについて、誤解を招く表現がないか、よりよい伝え方はないか、など様々なご意見をもらいます。
実働部隊は4名ですが、このひと手間によって、テキストと解説書の内容が更に精度のよいものになります!
りら先生が担当する解説書には、この公認トレーナーのみなさんからのレッスンアイディアも掲載しており、ご購入下さった先生方からは大変好評です♪
そして校正、印刷へ…
ここまで何度も色々な目線からチェックを重ねて、ようやく最終原稿ができあがります。
ここから、まだもうひと手間。
校正担当Mさんが微に入り細に入り、言い回しや表記の統一、体裁の乱れなどを確認、修正指示を出してくれます。
それらを修正し、決定稿を作成。
ようやく入稿です!
受注と発送
現在「にじのねいろ」は、ピアノ脱力法メソッドの公式ショップ又は全国のトレーナーから直接ご購入いただくことができます。
↓公式ショップはこちら
こちらは教材チームとは別の事務局担当トレーナーIさんが担当しています。
開発から発送まで、全て公認トレーナーの手で行われている、いわば手作りの教材が「にじのねいろ」です♪
いずれは全国の書店や楽器店で店頭に並ぶ日も夢見ていますが(^▽^)
2巻には具体的な奏法の内容が盛りだくさん
教本ができるまでの流ればかりお話しましたが(笑)
一番重要な内容については、0巻・1巻では手指を育てるトレーニングと、基本的な打鍵について扱っております。
1巻では、問題が起こりやすい1指と5指だけを取り出して丁寧にケアする段階も設けつつ、1巻修了後には左右どちらも5本の指1本ずつしっかり支えて使えるように育てていきます。
正直なところ一般的な教本と全くアプローチが異なるため、レッスンに取り入れるのが難しいと感じる先生もいらっしゃるようです(・_・;)
(そのため、「ピアノ脱力法メソッドアカデミー」というFacebookグループで毎月ミニセミナーやトレーナーのレッスン風景紹介、ご質問受付などの対応をしております♪)
一方、今回発売されました2巻では、基礎打鍵のトレーニングも掲載していますが、それをどのように使うか、という段階に入ってきます。
【スタッカート】【スラー】【8分音符】【付点リズム】【重音】などをどのように弾くかをメソッドに基づき学んでいただき、曲もどんどん弾いていきます。
0巻と1巻の基礎なしでいきなり2巻からお使いいただくのは難しいですが、きちんと基礎を積んだ生徒さんはすぐにこれらの奏法を実践していくことができるはずです(o^―^o)
紙面内容については、こちらの内覧会動画で全てご覧いただけます!
現在3巻へ向けて準備中
このように、愛情込めて制作しています「にじのねいろ」シリーズ、最終巻となる3巻の準備が始まりました。
3巻の内容を組み立てていきながら、既刊の0、1、2巻の内容をお伝えする教材セミナーも今後進めていく予定ですので、ぜひレッスンにお役立ていただければ嬉しく思います!
1巻のweb内覧会もご紹介しておきますね♪