DTM初心者りらえもんです♪
何回か、Cubaseとの格闘記録を書いたままで放置されておりましたが、その後日談。
どうにかこうにか、手持ちの機材を使って主にリアルタイムレコーディングで音源の制作ができるようになり、各方面からのご依頼により音源を提供し始めました。
(前の記事でご紹介した教材『にじのねいろ2』の伴奏音源も、Cubaseで制作しています♪)
もともとピアノは弾けますから、デジタルピアノと接続して演奏したものをMIDIデータにすれば、時短でスイスイといろんな音源が作れます♪
と、そんなこんなでボチボチと制作しつつ慣れていこうかな、と思っていましたら。
なんと予想外の展開になりまして。
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『高校で授業をしてくれる人を探しています』
全然知らなかったのですが、近隣の高校のひとつに音楽教育に力を入れているところがありまして。
そこで、DTMを扱う選択授業があるのですが、担当の先生が退任されることになり後任を探していると。
そんなお話が友人から舞い込んできまして、他にあたる相手もおらず、またDTMソフトの操作というよりもアレンジのコツや音楽理論などの内容がメインとのことで、なんとお引き受けすることになりました。
(前任の先生にも、校長先生にも、まだDTMを始めたばかりの初心者で、自分が勉強中であることは念押ししましたが、それでもOKとのことで)
ということで、楽器ありきのリアルタイムレコーディングしか使っていませんでしたが、
『楽器なし、パソコンのみでの音楽制作』
というスキルが必要になりました。
基本的には1音ずつクリックでのデータ入力
楽器を使わずに音楽のデータを作る、ということは、全てをパソコンのキーボードとマウスのみで行わなければなりません。
学校には、MIDIキーボードが一台だけあるのですが、生徒さんたちは一人一台ずつの端末からそれぞれがソフトを操作しますから、それを共有して作業をすることはできません。(キーボード自体、結構大きいものですし)
そんなわけで、楽器を封印して1音ずつコンピュータでデータを作成する方法を新たに勉強することになりました。
楽器で弾けばすぐに終わる簡単なことも、パソコン上での操作だとなかなか大変で時間がかかりますね…
入力作業を行う中で、たくさんわからない事やできない事が出てきて、そのたびに解説動画や解説書で調べて、少しずついろいろなことが分かってきました!
必要がなければ学ばない
正直、この機会がなければ自分ができることだけ適当にチャラチャラ~っとやっていて、Cubaseのいろんな機能について知ろうと思うこともなかったと思います。
コードトラックの使い方など、自分で弾けば済む話なので全く意識してませんでしたし、スケールアシスタントなどの機能も、なまじ自分では楽典などの知識があるので必要性を感じませんでしたが、これらを使うことで自分の枠から外れた音楽を作れる可能性などもわかり。
あのアーティストのあの曲は、こういうのを使って作ってるんかな?と勝手に腑に落ちたり(笑)
アウトプットする機会があるから学ばざるを得ない、という強制的な環境に追い込まれたことで、どうにかまともにCubaseと向き合うことができたかなと。
この機会を作ってくれた友人に感謝!
子どもさんでも楽しめるかも
そんなこんなでDTMソフトでどんなことができるのか、ということが分かってきて感じることは、
「子どもさんでも興味がある子はどんどんこんなのさわってみたら楽しいだろうな」
ということです。
Cubaseではなく、無料で使えるソフトもいくつか試してみたのですが、機材なし、フリーソフトのみでも色々と楽しめることがありそう。
特に、即興や作曲といった、実際の楽器を前にすると難しく感じそうなことでも、パソコンやスマホを使えばゲーム感覚でできてしまうかも。
音楽の楽しさって、聴くこと、演奏することはもちろんですが、創り出すこと、までができるようになるとグッと幅が広がりますよね。
生まれたときからスマホやゲームが当たり前に身近にあるイマドキキッズにとって、ピアノやバイオリンなどの演奏のおけいこだけでなく、DTMが音楽の入り口になる時代もすぐそこに来ているかもしれません!