音楽家とお金6 ピアノ教室編⑥他業種の方の話を聞きましょう

名刺交換

SNSをやっておられるピアノの先生方は概して勉強熱心で、ピアノ講師としてのスキルアップのための講座やセミナーを受講したり、民間資格のようなものを色々取得されていますね。
それはとても素晴らしいことだと思うのですが、ピアノの先生方って同業の方としかほとんど会わない、という方がとても多いのではないでしょうか。

音楽家の多くはビジネスパーソンとしてのスキルがヘッポコである

反論できますか?(笑)
*自分のことを含めて言っています


『生徒さんから頂くお月謝を、売上だなんて、そんなふうに考えるのは音楽への冒涜です。』

『私は音楽の素晴らしさを子供たちに伝えるためにこの仕事をしているので、経営なんて興味がありません!』

お金のためにやっているのではありません。』

音楽をお金に換えることに抵抗があります。』

とかおっしゃる方々にも実際に出会ったことがあります。

では  なぜお月謝はいただくんですか?

お金のためではない、とおっしゃるなら完全に無料でやればいい。

世の中のお店や企業の方は、お金のために働いているのでしょうか?

他業種のみなさんも、
『お客様の笑顔のため』
『社会をより良くするため』
『困っている人を助けるため』
というようなをもって働いていらっしゃると思いますよ。

そして、その志を実現するために、しっかりと経営計画を立て、スタッフや従業員の方の雇用を守るために日々様々なことを実践していらっしゃいます。

音楽は尊いもの、芸術は崇高なもの。確かにそうですが、他のお仕事もみんな全て尊いもの。

自分の経験したことと技術を惜しみなく伝え、その対価としてお金をいただく。
これは、お医者さんや弁護士さんなど、さらには美容師さんや飲食店さんなど、他の職種の方となんら変わりないことです。

形がない『音楽』というものを扱うがために、わかりにくいですが、これまで積み重ねてきた勉強のための膨大な時間と、それにかけてきたコストが自分自身の原価です。

原価がかかっているものを売るのに、正当な価格設定をして、売り方を考える。売上をどのように使い、仕事や自分を成長させるために何に投資をするかを考えて、計画を立てる。

そういう、経営の基本的な考え方や、売上を伸ばすための工夫社会貢献の仕方など、他業種の方から学ぶことはいくらでもあります。

一般に【社長さん】と呼ばれる立場の方々は、社長室でふんぞりかえってるわけではなく、会社の運営方針を考えたり、他の業種の方と提携したり、取引したり、互いに交流しながら切磋琢磨されています。

音楽家は、同業者だけで群れていることが多くないですか?

他業種の方が今取り組んでいること、課題として解決しようとしていること、どのような方とお仕事されているのか、などについてお話するのはとても勉強になります。

社会全体の問題や、この先の世の中の変化をどうとらえて、流れにどう対応していくのか、など。自分の業種と違うから関係ない、ではなく、どのようなところにも自分の仕事に活かせるヒントは必ずあります。

そういう視点でものごとを見るようになれば、ものの見方が変わります。

せっかくたくさん勉強してスキルを積んでも、世間の感覚とズレたところでは事業を展開するのも難しいでしょう。他業種の経営者さんとのかかわりをもつ機会を積極的に求めることをおすすめします。

他業種の方と関わる方法はいろいろありますが、頼れる存在、ということでまずおすすめしたいのは商工会議所です。

地域の経営者が多数登録しているはずですので、様々な方とつながりを持てますし、経営に関するセミナーや税務相談、補助金申請や借り入れのサポートなど、力になってくださる存在です。 

年齢によっては、商工会議所青年部(YEG)で地域活動に参加したり、ライオンズクラブで奉仕活動に参加したり、中小企業家同友会で経営の勉強をするのもいいかもしれませんね。音楽家も一職業人として社会とかかわることで、他業種の方からも趣味でやっているのではないと認知してもらえるのではないかと思います。

同窓会などでも、昔話で盛り上がるのも楽しいのですが、お仕事について色々と尋ねてみると面白い話が聞けたりします。自分がどのような意識で日々を過ごすかで、同じことをしていても情報の取り入れ方が変わってきますよ^^

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