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ベースラインのアレンジパターン、カノン進行、オルゲルプンクトとみてきましたが、次はクリシェです。
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クリシェって何なのにゃん?
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音楽の世界では、コードの動きに半音ずつ変化するパターンを使うことを指します。
実際の例を見てみましょう。
クリシェとは
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Amからスタートして、3つの音のうち下の2つは固定、トップノート(一番上の音)だけが半音で動いています。このようなパターンがクリシェです。
ここではトップノートですが、ベースラインが変化することも多く、ベース・クリシェと呼ばれたりします。
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このように、クリシェを印象的に使用している楽曲では、同じパターンが循環して繰り返し使われることもありますが、もっと大きな流れを作るパターンもあります。
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左手の音が半音ずつ下がっていっています。
メロディの音だけに注目して、それに合うコードをつけることしか考えていなければ、このようなコード進行は思いつかないはず。
コード進行よりもベースラインを優先してアレンジする、というのはこのようなパターンを使い、横の流れを作ることです。
コード単体で考えることは、音楽を縦割りで捉えることになりますが、音楽において最も大事なのはその瞬間の響きだけでなく、一連のつながりではないでしょうか。
コードを勉強したけれど実践として使えない、自由に伴奏が作れない、とお悩みの方の多くは、ここで躓いているのではないかと感じています。
ほとんどの曲は、コードの構成音だけでできていません。コードは音を一つ飛ばしで重ねますが、メロディはどうでしょう?隣の音に動いていくことの方が多いではありませんか!
- かえるのうた
- メリーさんのひつじ
- モーツァルトのソナタハ長調kv.545
- 小犬のワルツ
- 幻想即興曲
どうですか?曲の難易度に関係なく、音が飛ぶところよりも連続しているところの方が多いですよね。
楽典的に言うと、「非和声音」「倚音」「刺繡音」など色々な呼び方がありますが、全ての音がその部分のコードに沿っているわけではありません。
コードだけを気にして、何を弾いたらいいのか迷ってしまうのはもったいない話。
そもそも、複雑なコードは全て非和声音を含んでいます。
メロディはさておき、コード進行の流れを作ってしまう、という発想の転換ができたなら、あなたのコードネームアレンジは飛躍的にレベルアップしますよ(^▽^)/
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とにかくいろいろな曲で、かたっぱしから実践してみるのがおすすめですね!
学んだことはアウトプットしなければ身に付きませんよ。
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ちくわのお味は食べてみないとわからないのにゃ♪