楽譜をiPadに入れて持ち歩くようになり約一年になります。
「どうやって楽譜をデジタル化しているの?」
「おすすめのアプリは?」
など、ご質問をいただくことも増えてきましたので、こちらでご紹介しますね。
私が使用しているのはiPad Pro12.9インチです。
ピアノ楽譜の閲覧を目的として購入しましたので、なるべく大きいサイズをということでこちら一択。
ちなみに自治体のコロナ関連補助金で、IT化取り組みへの支援として購入費のほとんどを援助していただきました。ありがたや。大変ありがたく活用しております!
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楽譜をiPadで閲覧するための手順
さて、楽譜をiPadで閲覧するには、大きく二つの方法があります。
Webから楽譜データを入手する
この数年で、楽譜のダウンロード販売サイトも増え、またダウンロードしてプリンタやコンビニで紙出力する従来のやり方から、直接アプリにダウンロードしてタブレット端末で閲覧することを想定した仕様に変化してきています。
大きいところで言うと
上記は全て有料のコンテンツ販売サイトです。
それぞれに特徴もあるので、またまとめてみたいと思います。
また、クラシック奏者の多くがお世話になっているのが
こちらではパブリックドメインのクラシック音楽の楽譜を閲覧、ダウンロードできます。
このようなところから、データをダウンロードして自分の端末に入れるのが一つ目の方法です。
手持ちの楽譜をデータ化する
楽譜をiPadで見るのに最も手軽な方法は、楽譜の写真を撮ってそれを見ることかもしれません。
私も、楽譜の写真をフォトライブラリーから閲覧したことがあります。
伴奏の楽譜を写真で送っていただいたりして、それを閲覧する場合などに使えますかね。
一枚ものの楽譜ならこれでもまあ使えないことはありませんが
『あの写真いつ撮ったんだっけ?』と、後から探すのが面倒です(笑)
また、複数ページに渡る楽譜を演奏しながら見ると、ページめくりの際に何枚も先に飛んでしまう、あるいはめくれない、など怖い事態が発生することも(◎_◎;)
ここで言うデータ化とは、写真ではなくPDF化することです。
どのように楽譜をPDF化するのか
ここでも二通りの方法があります。
スキャナーで取り込む
従来から、家庭用プリンタでスキャンして文書をPDF化する方法はよく使われていますね。
もともと1枚ずつ独立したプリントになっていれば、ゆがみなどもなくきれいにPDF化できます。
デメリットは、めんどくさいこと(笑)と、本をスキャンすると光が入ったりしてきれいにスキャンできないことでしょうか。
写真をPDFに変換するアプリを利用する
はい、ここがハイライトです(笑)
端末で撮った写真をPDFに変換してくれるアプリは色々あると思うのですが、私が使っているのは『Adobe Scan』です。
Adobe社のアプリという信頼性でなんとなく選んだのですが、他のアプリを試してみようと思う理由が全くないほど満足しています。
Adobe Scanのここが好き!
- iPhoneで撮影して作成したデータをiPadで閲覧できる
- クリーンアップ機能搭載
- カメラロールの写真もPDF化できる
- 作成したデータを楽譜閲覧アプリに一発で飛ばせる
iPhoneで撮影して作成したデータをiPadで閲覧できる
これ、何気に便利。
最初に書きましたが、私のiPadは12.9インチなので端末が重く、片手で持って写真を撮る、ということは不可能です。
iPhoneの方が扱いやすく、手持ちの曲集からたくさんの楽譜をPDF化するときなどには楽です。
作成したデータはクラウド保存されるので、iPhoneとiPadで同一のアカウントにログインすればどちらからも使えます。
クリーンアップ機能
要らない書き込みがある、汚れがある、指が写ってしまった(←けっこうあります 笑)など、消したい部分をきれいに消すことができます。
カメラロールの写真もPDFにできる
これ、どういうことかと言いますと、共演者同士で楽譜のやり取りをするときなどに、先方がPDF化するアプリを入れていなくて、写真を送ってくれたときに、その写真からもPDFにできます。
自分の端末カメラで撮影して直接PDFにするだけでなく、写真もPDFにできる。これがかなり助かります。
作成したデータを楽譜閲覧アプリに一発で飛ばせる
楽譜閲覧アプリも色々あります。人により好みがあると思いますが、私は『PiaScore』を利用しています。
AdobeScanで作成したデータから『コピーを共有』という項目を選択すると、共有先候補の中にPiaScoreが表示されるので、それを選ぶだけ。楽々です!
長くなってしまったので、PiaScoreのここが好き!については次の記事で語りたいと思います(^▽^)/