一番戸惑ったのは、やはり全く楽譜も曲もなしのセッションです。
え、何弾くの?!
既存曲で、知らない曲でも歌詞の上にコードがついていれば、今どんな音を弾けばいいかは分かりますが、ポップス系の人とのセッションって、
『keyはEで、ブルースね!こっちでソロ弾くから、Eのコード適当に回してくれたらいいから』
『Cm7-Dm7で適当に回して』
みたいな感じなんですよね。
『4バスね!』
意味わかります?
『はい次ピアノソロ!』
(@_@) ナニヒクノ???
もう、とにかくどうしていいか全くわかりませんでした(-。-;
知ればできる
Eのコード回す、って、Eメジャーのコードを色々展開させたり、リズム変えたりして弾いてたの(;▽;)
ほんとは、ブルースの基本の進行をずっと回す、ってことなんですよね。リズムも、基本は決まってます。
そのスタイルを知らないと、どうにもならないってことですね。
逆に言えば、スタイルを理解すれば何をすればいいのか分かるわけです。当たり前ですが(笑)
で、そういうセッションの場でどういうことが行われているのかを聴いて、理解していきました。
ブルースのコード進行パターン。
ロックンロールのお約束コードパターン。
ソロ回しの時のキーボードの役割。
時にはもちろん、それ何ですか?!と教えてもらったりしながら、少しずつ理解していきました♪
Cm7-Dm7の2コードで回す、といっても、こっそりA♭とかB♭mとかを混ぜ込んで変化をつけたり、展開形を変えることでオブリガードみたいなのを入れ込んだり。
決め事の中で遊べる方法をちょっとずつ工夫してみたんですね。
ベースの人がいるか、ギターの人はバッキングなのか、リードギターの人はいるか、ドラムの人はどんなリズムを出してくれるのか。
そういったことでも、キーボード担当のやるべきことは変わります。
そこで、さまざまな役割を考えて棲み分けを知ったことで、ピアノソロで弾く時にも色々なパートの立場で、このパートはここでこういうの弾きたいよね、っていうのがわかるようになってきました。
まぁ、ここまでフリーのセッションにいきなり関わることになるという機会は、あまりないと思います(笑)心配しないでくださいね!
でも、わかってくるととても楽しいですよ(^o^)