前回までの記事を参考に、ルートを使い倒してみましたか?
ルート一音しか使わず、リズム変奏で変化をつける方法が8beat基本編くらいまでできれば、かなり色々な曲がサマになってきますので、好きな曲でどんどん試して、実践してくださいね(^▽^)/
さて、ルートだけじゃ物足りなくなってきた方にチャレンジしてもらいたいのはこちら。
「5度」ってなんやねん?
突然出てきた『5度』という用語ですが、
音楽の世界で、音と音の距離を表す言い方は『〜度』です。
ここでややこしいのは、『同じ音は1度と数える』ということなんですね。
なんでやねん、と思う気持ちをグッとこらえましょう。
これはもう、しょうがないんです。そう決まっちゃってるので(;^ω^)
お隣の音は2度
ひとつとばしが3度
基本的なコードというのは、音階の1、3、5番目の音を重ね、お団子の形に積み上げたものでしたね。
つまり、ルートに、3度と5度の音を重ねたものが(基本的な)コードなのです。
その中で、3度(真ん中)の音を抜いたもの
つまり、ルート+5度 を、まず覚えて使えるようにすることをおすすめします。
何度、とか、音程、とか、なんや難しいなぁー、なんか無理かも、、、
と思った方!
大丈夫!
理屈はわからんでも、最初はとにかく「ドレミファソ」「レミファソラ」「ミファソラシ」「ファソラシド」〜と、
ルートの音から5つの音を唱えて、最初と最後の音が5度、と、とりあえず考えておいて大丈夫です!
色々なコードがありますので、少しずつ複雑なものも覚えたら良いと思いますが、まず覚えたいのは先日説明した
メジャー (C、F、Gなどアルファベット一文字のみ)
と
マイナー(Cm、Fm、Gmなど、mが後ろにつく)
です。
(こちらの記事でしつこく説明しています↓↓↓)
コード奏法基礎①ルート!ルート!ルート!
メジャーとマイナーの違いは、長調の音階出身の「明るい響き」か、短調の音階出身の「暗い響き」か、ということでしたね。
小さい生徒さんたちの中にはマイナーの曲を綺麗な曲、と表現する人もいたりしますし、とらえ方には個人差がありますが、長年の西洋音楽の流れの中で長調と短調の気分の違い、というのは刷り込まれてきたような感がありますので、
メジャーコードは明るい
マイナーコードは暗い
という言い方で便宜上進めていきますね。
- メジャーコードは551蓬莱があるとき
- マイナーコードは551蓬莱がないとき
と説明すれば、ある年齢以上の関西人にはすぐに伝わるのですが(笑)
もとい。
この、メジャーとマイナーというコードの運命を分けるのが、お団子の中の真ん中、第3音なのです。
(コードの基本説明で、メジャーコードの真ん中の音を半音下げたらマイナーコードになる、というお話をしましたね。)
ピアノの鍵盤で言うと、最初に覚えやすいコードは
ドミソ =C
ファラド=F
ソシレ =G
ではないかと思います。
白い鍵盤を一つとばしで押さえればよいし、導入で習うハ長調のキーの基本コードだからすぐ曲に使えるんですね♪
ところがですね、同じように白い鍵盤を一つとばしで押さえる和音を、レから弾くとレファラ ですが、これはDではなくDmです。
Dはニ長調でファとドに♯がつくので、Dはレファ♯ラなんです。
同様に、
ミソシ =Em
ラドミ =Am
となります。
はい、頭がこんがらがってきましたね?
やっかいなのは真ん中の音
大丈夫。ええこと教えますよー。
真ん中弾かへんかったら、メジャーもマイナーも一緒!!
5と1の指で、
ルートが白なら『白 白』
ルートが黒なら『黒 黒』(D♭とかF♯とか)
を弾けば、ほぼOK! *注
ルート+5度を使いましょう、と言ったのはそういう意味です。
メジャーかマイナーかを気にせずに、どんなキーでも伴奏形としてすぐに使えます。
第3音を含む基本コードは基礎練習として何度も弾いて少しずつ覚えながら、
曲を弾くときの実践では、まずルート+5度を使ってみましょう。
*注 例外として、Bの5度 は『白 黒』B♭の5度は『黒 白』 になります。
今のところは、Bは注意 と覚える程度にしておきます。
実際にどのように使っていくか、次回の記事で紹介しますね。